本当の書院造って知っていましたか?
書院はもともと禅僧が書を読むために室内からはり出し、床板を書見のための机とし、前に明かり障子などを設けたものであった。また、押板(床の間の前身)や違い棚は、書画、置物などを飾る場所として造られてきた。
これらが集約された例として、足利義政が慈照寺(銀閣寺)の東求堂に造った書斎、同仁斎が建築史上有名である。これは四畳半の小さな一間であるが、付書院と棚を備え、畳を敷き詰めたもので、現在まで続く和風住宅の原型とも考えられる。
室町時代後期には、寺院の書院や武家住宅に押板や棚、書院を備えるものが造られるようになり、次第に書院造の形式が整えられていった。
書院造が、身分序列を確認する装置として完成されたのは安土桃山時代の城郭建築であったと考えられる。信長の築いた安土城、秀吉が建てた大坂城や聚楽第には狩野派による華麗な壁画が描かれ、権力者の威勢を示すものであった。ただし、これらの遺構はいずれも現存していない。
現在に残る遺構としては三代将軍徳川家光によって建てられた二条城二の丸書院が著名である。これは将軍が対面を行う場所であり、将軍、諸大名の席次が厳格に定められている。将軍の座る上座は押板、棚、書院、帳台構(武者隠し)によって荘厳されており、また下手から見ると床面が徐々に高くなり、上座は折上格天井という格式の高い造りになっている。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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